top of page

リマスター

最近、Apple Musicでいろんなアーティストの過去のアルバムを検索すると、リマスター版が出てくることが多くなってきました。(というかリマスターされた年を見ると2000年代後半くらいからリマスターされた音源を発売する流れが増えてきている?)


レコーディングの工程で、録音された各パートの音を混ぜて、効果もつけながら、ひとつの曲としてまとめてCDや配信できる状態まで持っていく工程を「ミックス」、「マスタリング」というのですが(ミックスとマスタリングは人によって指す工程が若干違います)、ミックス、マスタリングの仕方、エンジニアさんによって、再生した時の音楽体験は全くの別物に変化します。


本当にすごく変わるのですが、この辺りが経験しないといまいちピンと来なかったりする工程でもあります。レコーディング部屋に音量のつまみがたくさんある広い机がある映像を見た方も多いと思いますが、そういうつまみの調整やそのほか色々な調整を行います。


長い説明になってしまいましたが、その最終工程を再度行って過去に発売された音源をまた違う音楽体験として提供するというのがリマスター版ということになります。


時代によってミックス、マスタリングにも流行りがあったりするのですが、それを現代人にも体験しやすい響きに調整する場合もありますし、レコードの時代だと当時の録音環境や残っている音源の状態があまり良くなかったりするものを、より聞きやすい状態にするという場合もあります。


サブスクではオリジナル版、リマスター版、両方を聞くことができることも多く、聞き比べると色々面白いですし、ミックスの重要性もわかって面白いです。いろんなジャンルで「名盤」と呼ばれるものはリマスター版が出ているものも多いですので、見かけた時はぜひ両方聴き比べてみていただくと楽しいと思います。

最新記事

すべて表示

気がついてみれば今日で11月は最後ですね! 発表会が終わって、もろもろのことをやっている間に気がつけば明日から12月なのでびっくりしました。 12月はすこしゆとりあるかな〜と思っていたんですが、12月に近づくにつれてアレコレ予定が入ってきて、12月もあっという間に終わってしまいそうです。 ここ数日、Amazonでブラックフライデーセールをやっているのでなにか必要なものはないかなと見ているんですが、

今日は今年度の発表会でした。 参加された皆さんお疲れ様でした。 光るシーンも多い、よいステージでした。 一方で初参加の方も多かったからかもですが、普段に比べて緊張している人が多いように感じました。 演奏経験が増えても緊張はずっとするんですが、緊張したときにどうするとか、緊張する前提でどんな練習や吹き方をするかはやっぱりこれは経験なので、どんどん人前に出ていってほしいなと思っています。 また来年度、

仕事柄、あんまり褒められた話ではないのですが、暑い日にはあまり進んで聴かなくなってしまう曲というのがあります。 僕の場合はクラシックの重厚な編成のシリアスなテーマを扱った曲はどうしてもかんかん照りの真夏日には必要以外なかなか自ら選んでは聴かなくなってしまいます。 そんな曲も含めて、最近気温が下がってきたせいか色々なタイプの曲を聴いています。 当教室はトランペットという楽器の性質上、来られる生徒さん

bottom of page