先週末は発表会の伴奏合わせがありました。
発表会が近くなる頃、ピアノの先生にお願いして参加者の方と事前の合わせをしています。
トランペットに限らず管楽器の人は音大生やプロの人は別として、あまりソロを吹く機会は多くないんじゃないかと思います。ですのでピアノと合わせるというのも発表会に参加する意義のひとつだと思います。
実際、ソロ譜をちゃんと吹くことができてもいざピアノと合わせると上手くいかないということもこの伴奏合わせの時にでてきます。
今は参考音源やカラオケ音源も手に入りやすいですが、音源は100回再生すると100回同じ演奏をしてくれるというのが良くも悪くもというところで、それに慣れてしまうと、人と合わせるということが逆に難しくなってしまうケースもあるなというのがここ数年感じているところです。
カラオケ音源はテンポも一定で抑揚の付け方も決められていますが、実際に人と合わせる場合はテンポも抑揚も自分達で決めなければいけませんし、それがクラシックなどの"再現芸術"の醍醐味だと思います。
同じ楽譜でも演奏する人によって演奏が全く違うものになる面白さ。生のピアノと一緒に演奏を作るというのはレッスンではできない部分で、これを経験することによって、また、練習の内容が変わってくる。これも経験を重ねてだんだんできるようになることです。
カラオケ音源に慣れてしまうとうっかり「カラオケと違う!合わせにくい!」と感じてしまったりもするのですが、ぜひ「人と一緒につくる音楽」の楽しさも味わってもらいたいと思います。
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