top of page

魔法の部分


先月、とある高校生のピアノ演奏を聴きました。

某リフォーム番組で流れる曲で、なぜその曲を選んだかは聞いていないのですが、半年間、この曲だけを練習したとのことでした。

ミスタッチや、テンポのたどたどしい部分もあったりしたのですが、彼のその演奏には不思議な世界観が存在しました。

それが、実際の体験からくるものなのか、心象風景なのかはわかりませんが、確かに「こういう音・こういう旋律を奏でたい」という意思を感じました。

高校生らしい、透明感のある表現で、自分の高校生の頃の気持ちも蘇った気がしました。

テクニックがある事はもちろん大切ですが、何かを表現しようとしている演奏には上手かどうかにかかわらず人の心を動かす何かが宿ることがあります。

科学がいろんなことを解明して、ネットやテレビであらゆるジャンルの裏側が見え始める中にあっても、それでも音楽には魔法のような力があると思いました。

自分も技術だけでなく、そういう部分も表現することを忘れたくないなと思わされた、心に残る演奏でした。


最新記事

すべて表示

タイタンの話1

僕が今使っているトランペット(B♭管)はストンビ社のタイタンというモデルです。 ストンビ社は僕や僕より上の世代の人的にはトランペットの神様、モーリス・アンドレのピッコロトランペットのメーカーとしてのイメージも強いのではないでしょうか。 今日はこのモデルを買うに至った経緯を書いてみようかなと思います。 以前はアメリカのバックの180MLという日本の吹奏楽、クラシック界隈で一般的に使われているモデルを

商店街

今月、神奈川の白楽という駅にある商店街のイベントにバンドでお呼ばれして 演奏してきたのですが、そこの商店街がとても雰囲気がよかったです。 僕の実家は商店を経営していて、地元の商店街の中に住んでいました。 なので商店街は僕の原風景です。 ただ、これは仕方のないことですが、大きな道路ができたり、郊外に大きな商業施設ができたり、街の人口が減ったりといろいろな条件が重なって、各地の商店街は少しずつ元気がな

リベンジ会

今までやったことのない企画だったのですが、過去の発表会で演奏した曲で、演奏内容が自分的に納得がいっていない曲、もしくはあの時はああいう演奏だったけど、今演奏したらもっと違う演奏をするんじゃないかといった曲を改めて演奏してみる会、「リベンジ会」といったことを企画してみました。 元々はとある生徒さんとの会話が発端で、上記のような話があり、他にもそんな曲がある人はいるかな?とフルートの教室の生徒さんと併

bottom of page