魔法の部分


先月、とある高校生のピアノ演奏を聴きました。

某リフォーム番組で流れる曲で、なぜその曲を選んだかは聞いていないのですが、半年間、この曲だけを練習したとのことでした。

ミスタッチや、テンポのたどたどしい部分もあったりしたのですが、彼のその演奏には不思議な世界観が存在しました。

それが、実際の体験からくるものなのか、心象風景なのかはわかりませんが、確かに「こういう音・こういう旋律を奏でたい」という意思を感じました。

高校生らしい、透明感のある表現で、自分の高校生の頃の気持ちも蘇った気がしました。

テクニックがある事はもちろん大切ですが、何かを表現しようとしている演奏には上手かどうかにかかわらず人の心を動かす何かが宿ることがあります。

科学がいろんなことを解明して、ネットやテレビであらゆるジャンルの裏側が見え始める中にあっても、それでも音楽には魔法のような力があると思いました。

自分も技術だけでなく、そういう部分も表現することを忘れたくないなと思わされた、心に残る演奏でした。


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吹奏楽をやっていた人間としてはなんとなく夏はコンクールの季節というイメージが今でもあります。 去年一昨年はコロナのせいもあってモヤモヤとした夏だったのですが、今年は学生の生徒さんは何人か、外部の指導に行っている高校もですが吹奏楽コンクールに出場していました。それとは別にソロコンクールに出場された生徒さんもいて、なんだか暑い夏が帰ってきたのかな、と、生徒さんも僕もメラメラと燃えた8月でした。 音楽に