演奏家が自分の持つテクニックを披露する、「ドヤる」曲の古典、リムスキー=コルサコフの「熊蜂の飛行」ですが、トランペットでもこの曲の録音は各時代の名手達のものが残っています。
自分が初めてトランペットの録音でこの曲を聞いたのはウィントン・マルサリスでした。その後もナカリャコフやアンドレに始まっていろんな録音を聞いて楽しんでいました。
映画「KILL BILL」でも使用され、これはTV番組のBGMでもたまにでるので一般の方でも聞いたことが有るかもしれません。(今日もたまたま耳にしたので、ネタにチョイスしました) 音源のアナログ感とダダダっとつくタンギングで、初めて聞いたときはラファエル・メンデスの録音をリミックスしたのかな?と思ったのですが、KILL BILL版はもともとはアル・ハートの演奏するアメリカのラジオ番組”グリーン・オーネット”のテーマ曲だそうです。その後、改めて聞きくらべてみたのですが、テイストが全然違いますね(笑)