top of page

宿題


先日、学生さんの体験レッスンを行ったときに、レッスン終了後にお母さんから「こちらの教室は宿題はありますか?」との質問をいただきました。

僕の中の習い事のイメージは、基本的に練習したことを教室で確認、修正するというものだったので一瞬、面食らってしまいましたが、たしかに今の学生さん、特に都内の学生さんは僕の頃や地域に比べると学校の宿題や複数の習い事も抱えとても忙しそうです。

部活でも新曲の譜面が配られれば譜読みやパート練習、合奏など部活動の時間の中でやらなければいけないことも多いです。そこにレッスンの宿題が加わるとなれば、負担は増えるので心配にもなるのだろうなと思いました。

その辺の事情も飲み込んだ上で、お母さんには「宿題はあります」とお伝えしました。

何事もそうですが、その場でコツを伝えて改善する部分も多々あるのですが、やはりトランペットも時間をかけて習得するものはたくさんあると思っています。

まして吹奏楽をやっていて、その上でレッスンを受けることを検討されているということであれば、今より上手りたいと同時に部や、パートに対しても貢献したいのではないかと思うのです。

もしそう考えているのなら、今部活で練習していることよりはやることはどうしても増えることになります。今通っていただいている学生さんたちも、部活の活動のスケジュールによって緩急をつけながら、僕との課題も取り組んでもらっています。

語学を勉強するときに文法や単語を勉強するのは、その引き出しが様々な会話、表現の中で使われるからで、音楽も、基礎力を上げることで今まで演奏できるまでに2週間かかっていた曲が1週間、3日である程度できるようになる、100のチカラが必要だったものが80のチカラでできるようになります。

そうなってくれば、余った時間で今までできなかった細かい練習もできますし、レッスンの課題もより進めるようになってきます。部やパートの練習もよりいろんな事ができるようになるのではないかなと思います。

そんな思いもあって、僕からは宿題を出させていただいています。


最新記事

すべて表示

夏休みの8月も終わりますね

今日は8月31日。毎年8月は夏休みとお盆とで教室も振替が多くなりますが、明日から9月です。 一応明日が日曜なので明後日から学校という子たちも多いんじゃないでしょうか。 レッスンに来た時に「学校の宿題おわったー?」と聞くのですが、みんな結構計画的にやっていて、最終日に眠い目を...

ついに

10日前に 日本管打楽器コンクール トランペット部門の本選が行われました。 このコンクールは名前の通り、日本で行われるクラシックの管楽器・打楽器のコンクールで、毎年別な楽器が、各楽器3年に1回のローテーションで行われています。...

雨すごかったですね

7月の最終日はまたここでは大雨が降りました。 最近ゲリラ雷雨が多いですが、そんなときは雷も雨も凄いことになって焦ってしまいます。 最近は昔の話をついしてしまうのは年齢を重ねたからなのでしょうか、どうしても子供の頃の夏を思わずにはいられません。たぶん10年くらい前まではこんな...

bottom of page