レッスンや、学校指導などで、
「音程の高い低いって、どうしたら分かりますか?」
といった質問を受けることがあります。
自分だけで吹くときもそうですが、誰かとやる時は音程が合っている方が、心地よいですよね。
ただし、これもある程度慣れが必要な問題で、コツのようなものはないと思っています。
以前ふれたかもしれませんが、ぼくの教室では僕と生徒さんでデュエットをやることがあります。
はじめは僕がなるだけ音程を寄せるように合わせて演奏します。
それを続けていると、音程が悪い時「なんだか気持ち悪い」と思うようになってきて、だんだんと音程を気にするようになってきます。
そこから自分で音程を合わせることを続けると、だんだん「高い低い」が確信をもって感じれるようになっていきます。
学校で練習している場合も同じで、最初は違和感を感じれるところからスタートして、どうしたら、より綺麗に合わせられるのか、周りの音に耳を使うことが大切だと思います。
音程だけでなく、アンサンブルの力を養うのに、同じ楽器でアンサンブルをするのはとても勉強になります。音色が統一されているので、音楽・音量・音程・リズム…様々なことに注意を払いやすいです。
今日、先月につづいて、前回と同じメンバーでアンサンブルの勉強会を行ったのですが、前回からそれぞれ聞くポイント、吹く時に気をつけているポイントが変化していて、とても有意義な時間でした。
僕が学生だった頃にくらべて、今はデュエットやトリオの楽譜が充実しています。
都内近郊では輸入版の曲集も入手しやすいです。
もちろん、勉強になるだけでなく、誰かと一緒に演奏するのは楽しいですので、たまには「アンサンブルをする練習」も練習に取りいててみてはいかがでしょうか。