今月もバタバタと終わってしまいましたが、雑誌の星座占いに「12月前半から忙しくなります」と書いてあります。忙しいのはイヤですが、僕も手帳を見るとそう思います。頑張るしかありません。
20代だったころ、ある人が一緒に出たライブのMCで「生きるとは選択することだ」と言っていました。何を突然言い出すのだと、妙に記憶に残っていたのですが、最近「そうかもなぁ」と思うことも増えてきました。
忙しくなり、決断することが多くなると疲労することを「決断疲れ」と呼ぶそうです。
そのまんまです。
何かを選び、決断することは、脳をすごく使うので疲れるそうです。
選んでいる最中も、決断するまで脳は疲れるそうです。
やっかいです。
なので、疲れないためには、自動化出来る部分は自動化して(◯◯は必ずこれを買う等)決断を減らすことも大事なんだそうです。
それと近い?かなと思うのですが、昔、ある研究者が演奏中のピアニストの脳を計測したところ、熟練した奏者ほど、脳の動きはシンプルで、未熟な奏者ほど脳がフル回転しているということがわかったそうです。
自分が熟練した奏者だとは微塵も思いませんが、それでも確かに僕自身も、生徒さんにも当てはまりますが、気をつけなければいけないことが多かったり、普段やりなれていない楽譜やパターンはどうしてもアレもコレも同時に考えなければいけなくなって、結果演奏もうまくいきません。
基礎練習や、パターン練習、苦手な小節を抜き出しての練習などをしながら”自動化”できる部分を増やしていくと、少しずつ効率がよくなって、多くのことを同時に意識しなくてよくなって、結果的に多くのことに意識を向けることができるようになったりします。
頭を使うことも大事だとは思うのですが、使わなくてすむ工夫も必要だなぁと、疲れた脳みそで考えた11月末日でした。