あけましておめでとうございます。
本年がみなさまにとって素敵な年となりますように、
当教室も宜しくお願いいたします。
今年のお正月は実家に帰らず、家でテレビを見たり、パソコン作業をしたり、練習をしたりと、ゆっくりと過ごしています。元旦はほんのちょっとテレビにも映りました。
(気づいた方いらっしゃいますか?)
今年も今週から教えに行っている教室と、当教室の発表会が2週連続で続きます。
生徒さんにステージを楽しんでもらいたい一方で、僕も2週連続で演奏する時間があるのでその準備もしっかりやっていきたいと思います。
お正月は毎年「芸能人格付けチェック」を見ながら、自分でも予想を立てて当たった、外れたと、番組を楽しんでいるのですが、今回は和楽器のチェックがありました。
出演者の方の多くが正解を選んでいましたし、僕も、演奏を聞いていろんな部分で差が大きかったので正解を当てることができたのですが、出演者のひとりDAIGOが「Aのほうがテンポが速かった、若い人は速いテンポでやりたがるのでBだと思う(BがプロでAが大学生の演奏だった)」とコメントしていて、自分はテンポを聞いてはいなかったのですが、たしかにそれもあるなと納得しました。
聞く音楽も若い時はアップテンポで、だんだんゆったりなテンポの曲が好きになった方も多いと思うのですが、演奏する方も、若い時は速いテンポで演奏したがり、年齢を経るごとにゆっくりなテンポになる方が多いです。僕もそうでしたし、生徒さんにもそういった傾向があります。
これは、心拍数や肉体的な変化も要因としてあるかもしれませんが、「音楽の情報量」が増えるからというのも理由だとお思います。
あるフレーズが、そのフレーズであることには色々な理由があり、それを表現しようと思うと、それを表現する為に必要なテンポがでてくる場合があります。そういった変化はとても有意義だなと思います。
余談ですがクラシックの名盤にグレン・グールド(ピアノ)のバッハ作曲「ゴルドベルク変奏曲」があります。グールドは55年にこの曲でデビューし、一躍スターになるのですが、1981年に同じ曲を録音して、それが最後の録音となりました。
55年盤にくらべ81年盤はかなりテンポが抑制されていますが、その理由をあれこれ考え、想像しながら聞くのも楽しいと思います。