前回少し触れましたが、夏休みの工作として、友人たちと息のトレーニング器具を作りました。
先週からブレスのコントロールが足りないかもなぁと感じた生徒さんに試してもらっています。
管楽器系の楽器店に行くとわかるのですが、呼吸器関係のトレーニング器具は何種類か販売されていまして、それぞれ使い方や特徴、効果に違いはありますが、共通しているのは「見えない呼吸(空気)を可視化する」というところです。
学校やレッスンで「もっと吸って!」「もっと吐いて!」と言われたことのある人も多いと思うのですが、本人にしてみたら「吸ってるのに…」みたいなことはよくある話です。
ですが、それらの器具を使うと”AさんができることがBさんはできない(もしくは現象に差がでる)”ということが目で分かるので、気持ちの問題ではなく実際に「吸えてない」「吐けてない」みたいなことがちゃんと確認できるようになります。
そういった器具を使って確認しながら呼吸を繰り返したあとで楽器を吹くと音色がその場でぐっと良くなったりします。一定期間続けるとスタミナ、人によっては音域もすこし変化があります。
もちろん楽器の練習と組み合わせることでということではありますが、今回作った器具が少しでも演奏に役立つといいなぁと思っています。