オラモさんの第九を聴いてきた


シベリウスの交響曲2番はとっても美しいメロディで好きな曲です。

北欧フィンランドの針葉樹林を想像させるような雄大な曲ですが、録音音源としてはオッコ・カムの指揮と、サカリ・オラモの指揮するこの曲が、僕の中では対象的な表現で好きだなぁと思いながら聴いていました。

オラモさんはもともとヴァイオリニストだったそうで、それが理由なのか、爽やかなのに温かみのあるストリングスのサウンドが気持ちいいというのが僕のなかでのかなりざっくりしたものですが、印象です。

そんなオラモさんの演奏をとある方からご縁あって聴きにいく機会を得ることができ(!!)、昨日行ってきました。

演奏はロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団。

ノーベル賞授賞式で演奏するオーケストラとして知られています。

今回の演奏会はスウェーデンと日本の国交150年を記念して行われたもののようで、プログラムは前半がノーベル賞組曲というくくりで、授賞式、晩餐会で演奏された曲目をいくつか、後半が第九という祝祭的な雰囲気のプログラム。

来日中のヴィクトリア皇太子殿下、高円宮絢子女王殿下も鑑賞されるという普段聴きにいくコンサートとはまたちょっと違った趣のコンサートでした。

授賞式演奏団体だという前情報からバイアスが多少かかっているかもしれませんが、前半のプログラムは全体を通してスッキリと軽やかな演奏で、弦楽器のサウンドはCDで聴いていたオラモさんのイメージを彷彿とさせてくれました。(カレリア組曲はバーミンガム市響版で聴いたことがあったのでこれも嬉しかったです。)トランペットの明るく華やかなファンファーレも素晴らしかったです。

後半はベートーヴェンなのでどういう感じになるのかなと思っていると、こちらもスッキリ爽やかな演奏。今年最初の、かなり早いタイミングでの第九でしたが、そんな初秋にマッチしているかも。そんな演奏に感じました。最後までとても楽しい演奏会でした。


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去年末から今年前半にかけて録音させていただいたいくつかのものが少しずつお披露目になっているようです。 契約上名前を出せないものも色々あるので自分だけわかるみたいなものも多いのですが、それでも自分の手を離れたものが形になってあらためて耳にすることができるのは、やっぱり嬉しいです。 表現や創作は作り上げる課程はたくさん苦しいですし、悩みます。それはそれで振り返った時充実してたなとか、楽しかったなと思う