top of page

基礎練の本


現在、当教室に通われる生徒さんには、トランペットを始めたばかり〜1、2年目といった方が多くいらっしゃいます。

そういった方をレッスンするようになって気がついたことが、トランペットはピアノやフルートに比べて圧倒的に初心者用の"教材"がないということでした。

おそらく日本の場合は、金管バンドないしは吹奏楽部がトランペットを始めるきっかけとしてすごく多いので、なんとなく始めたばかりの時期はなんとかなる(?)ということなのかなと推察したりもするのですが、それにしてもなかなか適当な本がないのでした。

独学でトランペットを始めた人のためにあれこれぎっしりと基礎的な事を書いてある"教則本"や"解説本"は、素晴らしいものがたくさんあります。

また、ある程度吹けるようになってからさらにレベルアップを目指すための本も、素晴らしいものがたくさんあるのですが、どうも、基礎練習について初心者から少しずつレベルアップしながらやっていけるような本をうまく見つけることができませんでした。

これは他のトランペットの先生と話をしていても同じようなのですが、

「ロングトーンはこの音までやってね〜」とか「リップスラーはこの本のこのページの上から4段目までやってね」とか、「タンギングはこの楽譜のパターンをやってほしいんだけど、音は楽譜に書いてないけどこの音までやってね〜」

のように指示をすることが多いようで、レッスンをする側も受ける側もなんとなく「わずらわしいなぁ」という思いがあるようでした。

僕も始めの頃はそんなふうにやっていたのですが、生徒さんが増えるにしたがって、いろいろなレベルの方に対応するにはやはりこの方式はストレスで、結果自分でいろんなレベルの人ようにプリントを作成してやってもらう方式に切り替えました。

そんなプリントを今までの経験を踏まえて、久しぶりにリニューアルしようと昨年後半から試行錯誤や、友人のトランペット奏者達と相談しながら作成をしていたのですが、それがこの度完成しました。

今回はプリントではなく本の状態です!

先週末からレッスンにこられた生徒さんにはお配りしています。

それに併せて、ありがたいことに何人かのトランペット講師・奏者のかたから

「自分のレッスンでも使いたい」

とお話を頂きまして、教室外の方に対しても販売をすることになりました。

↓こちらから購入できます。

https://echigoya.stores.jp/

レッスンをする方や、後輩、新入部員を指導する方、始めたて〜2、3年目の方にちょうどいい本になっています。

ふだん基礎練習をサボりがちな人はぜひこの春からまた基礎練習に取り組んでみてはいかがでしょうか。


最新記事

すべて表示

気がついてみれば今日で11月は最後ですね! 発表会が終わって、もろもろのことをやっている間に気がつけば明日から12月なのでびっくりしました。 12月はすこしゆとりあるかな〜と思っていたんですが、12月に近づくにつれてアレコレ予定が入ってきて、12月もあっという間に終わってしまいそうです。 ここ数日、Amazonでブラックフライデーセールをやっているのでなにか必要なものはないかなと見ているんですが、

今日は今年度の発表会でした。 参加された皆さんお疲れ様でした。 光るシーンも多い、よいステージでした。 一方で初参加の方も多かったからかもですが、普段に比べて緊張している人が多いように感じました。 演奏経験が増えても緊張はずっとするんですが、緊張したときにどうするとか、緊張する前提でどんな練習や吹き方をするかはやっぱりこれは経験なので、どんどん人前に出ていってほしいなと思っています。 また来年度、

仕事柄、あんまり褒められた話ではないのですが、暑い日にはあまり進んで聴かなくなってしまう曲というのがあります。 僕の場合はクラシックの重厚な編成のシリアスなテーマを扱った曲はどうしてもかんかん照りの真夏日には必要以外なかなか自ら選んでは聴かなくなってしまいます。 そんな曲も含めて、最近気温が下がってきたせいか色々なタイプの曲を聴いています。 当教室はトランペットという楽器の性質上、来られる生徒さん

bottom of page