当教室だけに限った話ではないのですが、地方から東京に出てきてレッスン活動をしている人と話している時に時々話題にあがるのが東京の子供たちの平均した頭のよさです。
習い事の選択肢がかなり小さい子向けのものから色々あることや、とりまく同学年の子たちの影響も大きいと思うのですが、話しの伝わり方のスムーズさや、語彙力の高さを感じることは少なくありません。
そんな利発な子達のレッスンをしていると、中高生くらいから練習効率をとても大切にしていると感じることがあります。
それ自体はいいことなのですが「効率がよければ練習は少なくてもいい」という考えに偏ってきているなぁと思う時には少しクギをさすことがあります。
楽譜の内容を瞬時に判断する知識があって、かつ身体の使い方のセンスがずば抜けている人は効率のみでも良いのかもしれませんが、大概の人は同じ動作を繰り返すことで身体に順応、定着するための時間が必要なので、そういった時間が必要な部分に関しては時間をかけている人ほど動作はスムーズです。そして、それは実践、経験した人しか感じることができない部分です。
大人の方は日々やらなければいけないことも多いので、"できる範囲で、かつ一定の間隔で"と奨めることも多いのですが、学生でかつ部活に所属している子には、毎日必ず同じことを練習する時間を作ってもらうように、そして、一定期間経った後に結果を検証して内容をアップデートしてもらうようにしています。
新年度に入って、教室以外のレッスンも増え始める時期ですが、この時期はいろんな場所でこの話をする時期でもあります。