top of page

効率やコツ以外


当教室だけに限った話ではないのですが、地方から東京に出てきてレッスン活動をしている人と話している時に時々話題にあがるのが東京の子供たちの平均した頭のよさです。

習い事の選択肢がかなり小さい子向けのものから色々あることや、とりまく同学年の子たちの影響も大きいと思うのですが、話しの伝わり方のスムーズさや、語彙力の高さを感じることは少なくありません。

そんな利発な子達のレッスンをしていると、中高生くらいから練習効率をとても大切にしていると感じることがあります。

それ自体はいいことなのですが「効率がよければ練習は少なくてもいい」という考えに偏ってきているなぁと思う時には少しクギをさすことがあります。

楽譜の内容を瞬時に判断する知識があって、かつ身体の使い方のセンスがずば抜けている人は効率のみでも良いのかもしれませんが、大概の人は同じ動作を繰り返すことで身体に順応、定着するための時間が必要なので、そういった時間が必要な部分に関しては時間をかけている人ほど動作はスムーズです。そして、それは実践、経験した人しか感じることができない部分です。

大人の方は日々やらなければいけないことも多いので、"できる範囲で、かつ一定の間隔で"と奨めることも多いのですが、学生でかつ部活に所属している子には、毎日必ず同じことを練習する時間を作ってもらうように、そして、一定期間経った後に結果を検証して内容をアップデートしてもらうようにしています。

新年度に入って、教室以外のレッスンも増え始める時期ですが、この時期はいろんな場所でこの話をする時期でもあります。


最新記事

すべて表示

2024年発表会

今日は教室の発表会でした! 参加された皆さんお疲れ様でした! 参加される方々の選曲が年々難しくなり、演奏時間も長くなり、練習もスタミナも大変になってきていますがそれぞれの良さがでたいい会だったなぁと思います。 僕もホールでみなさんの音を1年ぶりに聞いて音の変化や成長を嬉しく...

レッスンを受けてきた話

僕はこれまで単発のレッスンを除くと、トランペットを3人の先生に師事してきました。 大学を卒業してからも20代の頃はレッスンをポツポツと受けていたのですが、先日同門の友人から誘ってもらい、ヒロ野口先生のレッスンを(本当に)久しぶりにグループで受けてきました。...

鼻の手術2

手術当日は朝から絶食で病院へ。鎮痛剤で寝たことはありますが、全身麻酔での手術は初なので若干緊張しました。とはいえ麻酔が入ったら目が覚めたら手術は終わっていたのですが。 鼻の奥にはガーゼが詰め込まれて、入り口には綿球が詰められていました。...

bottom of page