アンブシュアは難しい


新年度も少しずつリズムに乗ってきた感がある今日この頃、大学受験で一度辞めていた生徒さんが合格してレッスンも復活するという嬉しい話もありました。

この時期、学年が上がって今までより少し高い音域のパートを任される子や、それ以外でも少し高い音を出したいと思った時にうまく出せない場面はトランペットを吹いていると遭遇することがあります。

レッスンをすると、口周りの形(アンブシュア)があまりよくないかもなと思うこともあるのですが、基本的にはあまり直させはしないです。うまく治らずただ調子を崩すことも多いからです。

うまくいかない場合の理由は2つあって、

「正しくない形はあっても自分にあったセッティングは自分で見つけるしかない」

「元の形に戻ろうとする身体の力は思っている以上に強い」

この2つに勝つ必要があるので、個人でやることが難しいように僕は思っています。

なので、アンブシュアの話をするときは、現状の問題点、変えた場合のリスクとメリットをお話するようにして、直す場合は細かく相談しながら、時間をかけて少しずつ改善していっています。

トランペットは口だけで音が出るなら悩むこともないのかもしれないのですが、息のスピードや圧力、口の中の狭さと唇、マウスピースとのバランスが絡み合いながら音をコントロールするので、自分にとってベストな形を見つけることは簡単ではありません。

はじめから綺麗な吹き方をできる人も中にはいますが、僕からみてもかなり幸運な人だと思ってしまいます。基本的には地道な練習とたくさんの回り道をしながら積み重ね、磨いていく人がほとんどなのかなと思っています。

僕自身も、ネットのない時代、周りの人や、雑誌の写真を見たり、他の楽器の音の出る仕組みに置き換えて、いろいろと想像しながら自分の口を鏡で見て、こうかな?どうかな?と試行錯誤していました。

結果、大学時代、友人と取り組んだ3回目のアンブシュア改造計画がうまくいって、音域や機動性、スタミナなどが大幅に改善もしました(当社比)。

そういった経験もしているので、直すことが悪だとは思ってはいない一方で、やはり経験がある人と相談しながら注意深く行うべきだとも思っています。


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去年末から今年前半にかけて録音させていただいたいくつかのものが少しずつお披露目になっているようです。 契約上名前を出せないものも色々あるので自分だけわかるみたいなものも多いのですが、それでも自分の手を離れたものが形になってあらためて耳にすることができるのは、やっぱり嬉しいです。 表現や創作は作り上げる課程はたくさん苦しいですし、悩みます。それはそれで振り返った時充実してたなとか、楽しかったなと思う