当教室の発表会は会場の予約権がくじ引きによる抽選制なので、よい番号を引き当てれたら該当月が発表会ということになります。なので「明確に何月が発表会」というふうには決まっていません。
本当は固定でできるといいのですが、どこでやるとしても最近は「抽選で予約する」というところがほとんどで固定化はなかなか難しいようです。
そんなわけで、今年は11月の最初の方に発表会をすることになりました。
これは近年のなかではかなり早い時期の開催です。
そしてそれぞれのソロ曲とみんなで演奏するアンサンブル。
約2週間前ということで、いよいよラストスパート感が出てきました。
生徒さんとよく話をすることなのですが、発表会は継続して参加することで見えてくるものというのがたくさんあります。
良い演奏をする、そのためにベストを尽くすということも大事なのですが、「本番があり、それに向かって練習してステージで演奏する」と普段の練習では気づけないものというのがたくさんあります。
※「照明の加減で客席が見える見えないで緊張の度合いも違う気がする」とか、「こちらの動作ひとつでピアノとの意思疎通が変わる」などなど。
これは、1回本番を経験すれば全部わかるというものでもなく、会場や選んだ曲、当日のコンディションや練習のアプローチなどで変化します。なのでステージ演奏はたくさん経験すればするほどできることが増えていきます。
参加される生徒さんそれぞれの出演回数によって今、何を考え、何を経験しているのかというのは様々です。発表会当日はお互いのそういった部分も見えたりするので、お互いに勇気付けられパワーをもらえると思っています。
残りの期間ではそういった「本番に向かっていくこと」を一緒に頑張っていきたいと思っています。