先日友人から「自分の生徒で早い曲が苦手な子がいるんだけどどうしたらいいかな」という相談を受けました。
トランペットにも多くの人が苦手な指のパターンというのはあるんですが、フルートとかクラリネットの子達が中高生でもかなり音符の多い細かい曲をやっている以上、3本しかないトランペットが指が回らないっていうのはなかなか言いづらいことなんじゃないかなと思っています。
基本的には 他の楽器同様「ゆっくりから始めて徐々に早くしていく」っていうことだと思うんですが、早い曲が苦手な人は自分で自分にブレーキをかけていて、早く指を動かす、早く音を動かす感覚がわからないという人もいるようです。
なので、チューニングB♭周りの音域を使った指の簡単な曲や音階を使って、ゲーム感覚で早く吹くことの抵抗感を減らして、その上で課題曲に取り組んでもらってはどうだろうとアドバイスしてみました。
曲によってはリップによる移動なども絡んでくるので何が早く演奏する妨げになっているかを観察して、シンプルなパターンに落とし込んで練習する必要があることもあるのですが、まずはきれいに演奏できなくても早く演奏してみるということは有益なんじゃないかなと思います。
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