去年からレッスンに通うようになった高校生の生徒さんがいます。
教室に問い合わせをしたきっかけが、今年高校三年の吹奏楽コンクールのメンバーを決めるオーディションを通過したいというものでした。
演奏を聴いてみて、なんだか高校生時代の自分を見ているような気持ちになりました。
何を変えなければいけないかもそうですし、今なんでそのように演奏しているのかもなんとなく分かります。
そうか…1年か…と思いました。
変えなければいけないことについて、僕自身は結構長い年月をかけて変わっていきましたが、それでも苦しい瞬間がたくさんありました。それを1年でなんとかするとなると、1年間、本人の苦しさは結構あるだろうなと思いました。
でも本人もやる気でしたので、やれるだけやってみようと、基礎的なことを中心にレッスンを進めていきました。こっちも「これはきついだろうな」と思うくらい、かなり厳しいことを言うレッスンが多かったです。
最初のうちは変化も少なかったですが、今年度に入ってからはかなりいろんな部分が変わってきていました。
先月発表されたオーディションの課題も各人の地力や基礎的な対応力をみるような内容だったので、要点を整理して、やるべきことを伝えましたが、本人もしっかりと覚悟をもって挑もうとしているのが伝わってきました。
結果については僕もかなりドキドキしましたが、無事オーディションに合格でき、コンクールのメンバーになることができたようです。
本人もびっくりしていましたが、コツコツ試行錯誤して積み重ねてきた結果だと思います。
コンクールの舞台で素晴らしい演奏ができるように頑張ってほしいと思います。
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