top of page

HMV


友人から引き継ぐ形で、今年度からあるバンドに所属することになりました。

僕は録音に立ち会ってはいないのですが、新譜のLP盤がDJさん中心に支持していただけて、最新アルバムのLP盤の初回プレスが完売。今回セカンドプレスが販売されるということで、HMVさんにてインストアライブを行いました。

僕が上京した当時、いくつかの大きなCDショップの中で、行きつけだったのがHMVでした。

池袋のCDショップのなかで一番クラシックコーナーの面積が大きく、輸入盤を含めてトランペットのCDがたくさん置いていたのがHMVだったからです。

大学を卒業して数年後、まだ音楽だけでは生活できない状況の中、スタッフとしてアルバイトをしたのもHMVでした。

クラシック売り場担当で、アルバイトながらわりと自由にさせていただけて、自分で企画コーナーを作ったり、オススメPOPを作ったりと楽しく働いた思い出があります。

ジャンルに関わらず社員、アルバイト全員が音楽が大好きで、売れ筋をきっちり売るだけでなく、「自分達が評価した、これから伸びていくアーティストを世に発信していこう。」そんな気概を全スタッフが持っているお店でした。

ちょうどCDが売れなくなっていた時代に、店舗の入っていた施設が改装工事で店舗へのアクセスが最悪になったタイミングでリーマンショックも重なり、売り上げが激減、働いていた店舗、旗艦店を含めて多くの店舗が閉店になり、一緒に働いていた仲間も散り散りになってしまった悲しい時期もありました。

それから約10年、売っていただく立場でお店で演奏する機会を得たことに不思議な縁と当時のことを思い出し感慨深い思いで演奏してきました。

多くの方に聞いていただくこともでき、スタッフさんとも当時のことを含め色々と懐かしい話もさせていただいて、とても嬉しく貴重な時間を過ごすことができました。


最新記事

すべて表示

5月もあっという間に終わりそうですが、 少し思い出しながら今月のことを書いてみます。 ・ライブ 今月は所属バンドで元ピチカート・ファイヴの小西康陽さんのライブのバックバンドを担当させていただく機会がありました。90年代、渋谷系と呼ばれる音楽のムーブメントがありましたがその中心のひとつがピチカート・ファイヴです。 僕も高校生の終わり頃から大学生時代によく聞いていました。そんなピチカート・ファイヴで作

先週はバンドのライブでした。 コロナやらタイミングやらいろいろ難しく、フルメンバーでは1年以上ぶりのライブでした。 やっぱり人前で反応を感じながらのステージは楽しいです。 ただ、やっぱり久しぶり、準備の段階でかなりフルステージを演奏する体力が落ちていると感じました。 人によってやり方はあるんでしょうが、スタミナ的にきついステージがある時、僕の場合は1曲ごとにペース配分やスタミナを削られやすい場所へ

bottom of page